Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

登録型アルバイト体験の32

ホテルの客室清掃に派遣されたこともある。
これは就業時間が7時間で体力的には楽だった。
だからレギュラー派遣の希望者が多いらしくて、週2日しか働かないボクは、結局2回だけ派遣されて終わりだった。
清掃の要領は、同じ派遣仲間の経験者から、ざっと教えてもらっただけだ。


派遣先の会社は直接ホテルそのものではなく、ホテルサービス専門の会社だった。
だからおそらくホテルの従業員は、ボクらが何という会社から派遣されているのか知らなかっただろう。
いくつもの職場に派遣されていると、こうした二重派遣の例は決して珍しくないことも分かってきた。
スポンサーサイト

登録型アルバイト体験の31

この派遣先で一緒だったオバサン(と言ってもボクと同じくらいの年配だったけど)は、「いつもだったら朝ビル清掃の仕事に行って、夕方から夜の12時までは○○○なだけど、ここは9時~6時だから、掛け持ちできないのよ」な~んて言ってた。


「1日1ヶ所では稼ぎにならない」とは言っていたものの、「でもたまには楽しないとね」とも言っていたから、やはりいくら元気そうなオバサンでも掛け持ちは楽じゃないのだろう。
このオバサンの言う○○○は136~147コマで描いていたオフィス用品の物流センターのことだ。
適当に相槌は打っていたが、同じ仕事をただの自己満足のためにやっているのが、ちょっと申し訳ないような気分になった。

登録型アルバイト体験の30

どういうわけか知らないが、ブラウス、シャツ類を、きちんとたたみ直して新しい袋に入れる、なんていう「返品再生」そのものの作業をやらされたこともあった。
この種の作業は、家で洗濯物を干した後でたたんだり、衣替えをしたりで、慣れているから簡単だ。


最初は折り目がそろわなかったりしたが、慣れれば同じ大きさ、同じ折り目にきちっと揃えることができるようになった。
と言っても、能率のほうは良かったのか悪かったのかあまり分からなかった。
同じ作業をしていた他の人も、熟練者ではなさそうだったからだ。

登録型アルバイト体験の29

切り取るのはあくまでも小売側がつけた値札だけなのだが、たまに切ってはいけないブランドのタグを、うっかり一緒に切り取ってしまった。
作業を仕切っている人に言って、タグを付け直してもらう必要があるのだが、面倒なので自分で付け直してしまったりもした。
値札もブランドタグも同じようなポリエチレンのループタイでつけているので、何とかなった。


タグを切り落としたことはあっても、洋服そのものを間違ってチョッキンとやってしまうほどのドジは踏まなかった。

登録型アルバイト体験の28

さて他の倉庫作業では、大手アパレルメーカーの物流センターのブランド物衣料品の返品整理に何回か行った。
デパートなどの値札がついたまま返品されたジャケット、ブラウス、スカートなどの数を数えて、値札をハサミで切り取るという作業だったから、女性と中年男でも体力的には十分だった。


ブランド物を取り扱っているだけあって、同じブランドの私物は、たとえハンカチ1枚でも持ち込んではいけないことになっていた。
退出するときには、自分の持ち物のバッグ類の口を開けて、警備員に中身を見せなければいけなかった。

登録型アルバイト体験の27

いちおう肉体労働だから、水分補給は大切だった。
いつも500mlのペットボトルを2本用意した。
中味は蜂蜜と濃縮レモンを水で割って、冷凍室で凍らせたもの。
これをタオルでくるんで持って行けば、半日は冷たいのが飲める。


まあ、たまには誘惑に負けて、途中で缶ビールや炭酸飲料を買ったこともあった。

登録型アルバイト体験の26

ところで、登録型アルバイト(最近では「日雇い派遣」とマスコミでは呼んでいる)の仕事のときは、ほとんど毎回弁当と飲み水を持参していた。
安いバイト代なのに、外食して飲み水を買っていたら、損したような気分になるからだ。


外食と書いたものの、派遣先の大半は倉庫が点在する湾岸地帯だったから、そば屋とか定食屋さえろくになくて、コンビニ弁当で間に合わせるしかないようなところが多かった。
そのコンビニ弁当代もアホらしかったから、自分で作って行ったのだ。

登録型アルバイト体験の25

たまに「前方整理」とか呼ぶ作業に回されることがあった。
集配者から降ろされたからボックスや、仕分け済み荷物の載ったボックスを移動させたりするのだ。
ときどき運悪く通販カタログばっかり積んだボックスに当たったりすると、大汗をかいた。


ボックスは後ろ向きに引っ張るのが原則なのだが、やたら重いのを動かしていて、うっかり足がもつれると、たちまち足の指がボックスのキャスターに踏まれて痛い思いをする。
2回ほど、その痛い思いをしたが、下手をすると指が折れるほどの重さだということを考えれば、まだ良かったほうだ。

登録型アルバイト体験の24

手作業の「カット」と、機械がピックアップする「シューター」とで選別された荷物を、数名が手作業でボックス(カゴ車)へと分けるのだが、荷物の流れてくる量にはかなり波がある。
だから、たまり始めるとすぐにゴチャゴチャになって、手がつけられない有様になってしまう。


ここで分けられた荷物は、各地域の拠点に向かうトラックに、ボックスごと積み込まれるということになる。
だからここで仕分け間違いをすると、とんでもない地方に荷物が行ってしまうので、間違い発生率の支店別の成績が、休憩室に貼り出されていたりする。
でも荷物が集中すると、けっこう混乱してるから、多少の間違いがあっても不思議じゃない。

登録型アルバイト体験の23

ベルトコンベアで流れてくる荷物を、伝票の地域番号を見てピックアップする作業が「カット」。
ピックアップされた荷物をさらに詳しい地域番号別に分けて、ボックスに積み込むのが「仕分け」。
この内カットは、動く荷物から小さな番号を見分けなければならないので、動体視力の衰えているボクは苦手だった。


「流し」の作業が雑だと、番号が隠れていたり、逆さで読み取りにくかったりで「カット」の作業がやりにくくなる。

登録型アルバイト体験の22

「流し」の仕事は通称ボックス(カゴ車とも呼ぶ)に積まれた荷物を、送り先地域別に仕分けするためのベルトコンベアに、片っ端から載せるだけの作業。
配達伝票がちゃんと見えるようにとか、荷物が重なり合わないようにとか、いちおう気を使いながら、ひたすら載せて流す。


もちろん同じ宅配便の会社でも、場所によって規模も作業内容もかなり差がある。
どうやら長期に働いているアルバイトが現場を仕切っているようなところは、敬遠したほうが良いらしい。(派遣に対してむやみに横柄だったりする)
ボクがよく派遣されたところは規模が大きかったせいか、制服社員が現場を仕切っていたので働きやすかった。
流しの作業は、制服の人のほうが動きはすばやいけど、意外に雑だった。

登録型アルバイト体験の21

想像以上にきつかったイベント撤去の仕事は1回限りで、次にちょくちょく派遣されたのは、大手宅配便の支店の倉庫作業だった。
ここでは行くたびに作業の種類が違って、きついときと楽なときと、けっこう差があった。


ちなみに「流し」とは、トラックで集荷された荷物をベルトコンベアのはじっこから、ぜ~んぶコンベアに載せて仕分けにまわす作業のことだ。
一度経験して様子が分かっている作業に当たると、とりあえずほっとする。

登録型アルバイト体験の20

この白人のツアー・スタッフたちは、東京ドームの場内は禁煙なのに、グラウンド内に乗り入れた運搬トラックの中で、休憩中にタバコは吸うわ、ビールは飲むわ、といった連中だった。
しかし、ユーモアがあってどこか憎めない男が何人もいた。


たぶん、マドンナにくっついて世界中を回っている連中なのだろうけど、いかにもタフそうな男らだった。
あれでいったい時給はいくらもらっていたのだろうか、聞いてみりゃよかった。

登録型アルバイト体験の19

現場で指図するのは、ワールド・ツアーのスタッフだから、まるでプロレスラーみたいな体格の白人たちなのだが、こっちは彼らに比べたら、ボクも含めてモヤシみたいのが大半だった。


誇張ではなく、ほんとうに派遣のわれわれが2人3人掛かりで運んでいた鉄骨を、1人でほいほいかついで行ったりしていた。
まったく何を食ったらあんな体になるものだろう。

登録型アルバイト体験の18

ビル工事の現場みたいな、鉄骨と鉄パイプと分厚いベニヤ板とジョイント金具の山だった。
「昨晩からの組(ボクの組は朝から)ではけが人が3名出て、そのうちの1人は鉄骨で足の指を骨折したから、よく気をつけて」と言われ、ちょっとブルッた。


そりゃあ、間違ってクレーンから鉄骨が頭上に落っこちてきたら、足の指を折るどころの話じゃない。
とは言え、作業でふらふらになると、注意力も散漫になるから、かなり危険と言えなくもなかった。

登録型アルバイト体験の17

7・8月は汗かき仕事は敬遠してお休みし、9月も後半になって「イベントの撤去」とだけ聞かされて出かけた仕事は、東京ドームのマドンナのワールド・ツアー・コンサートの後片付けだった。
何も知らずに行ったボクは、スケールの大きさにボーゼンとしてしまった。


イベントと言われただけだったので、お子さま向けのアンパンマン・ショーみたいなものを連想してしまったこちらが迂闊だった。
はじめっからマドンナのコンサートって知っていたら、間違いなくご遠慮申し上げていたことだろう。

登録型アルバイト体験の16

この物流会社は仕事に慣れてさえしまえば、居心地も良かったのだが、競合する派遣会社から来る中国人アルバイトの人数が増えたせいか、ボクの登録していた派遣会社のほうは、人数が減らされて、ボクは他の派遣先に回されるようになった。


ボクの派遣会社のほうが、たぶん派遣費用の請求が高かったので、競合他社に侵食されていたらしいのだが、詳しいことは分からない。
請求が高い割りに、ボクらの時給は他社より安いというのも、もっぱらの噂だったが実際はどうだったのだろう。

登録型アルバイト体験の15

ちょっとハンドリフトを動かすのに慣れたら、調子に乗りすぎて、通路の角を曲がるときに遠心力でパレットに積んだトレイ(幸い中は空)をひっくり返したりもした。
しかし梱包作業よりもあちこち動き回れるので、パレット運びのほうがさらに気楽だった。


やっぱりスピードオーバーは何でも良くない。
たびたび「気が楽だ」と書いているが、バイトだからと言ってお気楽に働いていたわけじゃあない。
かつての会社勤めの頃のように、社内の上下にも、社外の取引先や、果ては直接に消費者にまで気を使いながら、スケジュールだの目標だのを背負いつつ仕事をしていたことに比べれば、気疲れしないで済むという話だ。

登録型アルバイト体験の14

ボクのような週2日くらいの派遣は、梱包の仕事以外にも、臨時に人手の足りないところに回されることもよくあった。
おかげでパレットを運ぶハンドリフト(ハンドパレットトラックとも呼ぶらしい)なるものの使い方をおぼえた。


別にハンドリフトの使い方をおぼえて、その後とくしたことなんかないけれど、無駄な知識や技術だって、ひょっとしたらなんかの具合で役に立つこともないとは言えない。
まあ少なくともおぼえて損をしたということはないだろう。

登録型アルバイト体験の13

商品の量によって、大小さまざまのダンボール箱とビニール袋を使い分ける。
目分量で適当な大きさのダンボールや袋の見当をつけて、商品が隙間なく収まるとけっこう気分が良かった。
(誰もほめてくれなかったけど)


本当はこういう自己満足は作業の能率を妨げるもの以外の何物でもないのだが、これもサラリーマン時代に事務職に徹してきたときの習性みたいなものが影響している。

登録型アルバイト体験の12

こうした作業では、ボールペンのような小物を梱包し忘れることがよくあるので、1件終わるごとに作業台周りを点検するように言われていた。
ところがその逆に自分の使っているボールペンを一緒に梱包するという失敗をして、こってりしぼられた。


こういうミスの前例があるらしくて、作業台にひもで結ばれた備え付けのボールペンしか使ってはいけないことになっていた。
それを忘れてうっかり自分の私物のボールペンを使ったのが間違いの元だった。

登録型アルバイト体験の11

あまりモタモタしていると注意されることがあるものの、別に1日に何件梱包しなければならないといったノルマはなかったから、その点は実に気楽なものだった。
ノルマがないと言っても、1件終わるごとに作業伝票が残っていくので、枚数で何件作業したかが分かる。


そうなるとやはり隣の人の枚数が気になったりするのは、長年染み付いたサラリーマンとしての性癖だろうか。

登録型アルバイト体験の10

とは言っても、派遣でもその仕事に慣れてる人は、直接雇用のアルバイトや契約社員よりも態度がでかいこともあれば、「指導員」になっちゃってることもあったから、身分制が全てというわけでもなかったようだ。


ボクの場合は週に2回しか働かなかったせいか、1ヶ所の仕事に慣れる前に別のところに派遣されるようになることが多かった。

登録型アルバイト体験の9

正規の社員は意外に物腰が柔らかいが、現場で作業を指図するのは契約社員かアルバイトで、ボクのようなスポット派遣や新米の派遣に対しては、けっこう横柄にする人が多くて、さながら昔の身分制社会のようなところがあった。


直接雇用のアルバイトの人たちは、社員に比べると給料も安いだろうし、雇用が保証されていないからだろうか、イライラしている人が多いように思えた。

登録型アルバイト体験の8

こうした物流倉庫の多くは、全体の作業がアウトソーシング(請負い)で、請負会社が作業員として正規社員、契約社員、直接雇用のアルバイト、派遣のアルバイトといったさまざまな身分の人間を使っているのが普通らしい。


派遣アルバイトも週に5日(つまり毎日)の人もいれば、ボクのように週に2日だけとか、そのとき限りというのもいる。
その上、派遣元の会社も1社ではないから、けっこうややこしい。
他社から派遣されてきた人には中国人のアルバイト生も非常に多かった。

登録型アルバイト体験の7

決められたとおりに作業しないと、指導員が口うるさく注意しに来る。
初めての日に20~30分説明されただけだから、「聞いてないよー」ということも多いのだが、「はいはい」とすなおに従っておいた。
そのほうが万事スムーズにことが運ぶ。


作業改善もちょくちょくやっているらしく、しばらく行ってないと次に行ったときには作業のルールが変っていたりするから戸惑うことになる。
この職場の女性からは「オニイサン」と呼ばれていたが、派遣仲間からは「オジサン」と呼ばれることが多かった。

登録型アルバイト体験の6

仕事はオリコン(小型のたためるコンテナ)に入ってベルとコンベア式に流れてくる商品を、ビニール袋かダンボールに詰めて配達伝票を貼るという簡単な作業だ。
ただし梱包する上での約束事が多いので、慣れないとおぼえ切れなかった。


ボクも含めてスポット派遣が多かったから、慣れなくて指示どおりできなかったり、ミスも出やすい。
この時の勤務時間は午後2時から11時までだったが、同じ派遣先でも他の勤務時間帯もあった。
勤務が深夜までだからといって、深夜手当てのようなものは当然出ない。

登録型アルバイト体験の5

以前に描いたオフィス移転と個人住宅の引越しなどを経験し、日替わりで派遣先が変わるのは、あまりぞっとしないので、なるべく同じところで働ける仕事にして欲しいと、派遣会社に注文をつけた。
すると次に派遣されたのは、湾岸地帯の物流倉庫だった。


結局、この後に行った他の派遣先も湾岸地帯が多かった。
人通りがほとんどなくて、大型トラックばかりが走っている光景はどこか殺伐としている。

登録型アルバイト体験の4

登録型アルバイトでちょっと鬱陶しかったのは、人員が不足すると、夜遅くだろうと何だろうと、「明日引越しの仕事に行ってくれませんか」と、派遣会社からケータイに電話が入ってくることだった。
しょうがないので夜9時にはケータイの電源を切っておいた。


条件の悪い派遣先は働くほうも敬遠するから人が集まらないので、こんな夜遅くまで人をかき集めているような仕事は、とりあえず断わっておくほうが無難だ。

登録型アルバイト体験の3

登録型アルバイトのいいところ(かどうかは人によるが)は、働いた翌日にはバイト代を現金でもらえることだ。
実はこの手数料として1回につき200円を、この会社はちゃっかりと差し引いていた。
このピンハネの件もマスコミで問題視されていたのをご存知の人も多いかもしれない。


登録した会社はこの業界の最大手だったが、最近はこの業界自体に「現代の口入れ稼業」「労働格差を固定化する」とマスコミからの風当たりが強くなってきている。
実際そのとおりなのだから、少しぐらい叩かれてもしょうがないだろう。

Appendix

カウンター

最近の記事

サークル

PHOTOHITOブログパーツ

"PHOTOHITO"にも参加してます

過去の記事

順番にご覧になるには平凡生活・漫画文庫からどうぞ

プロフィール

おんち・はじめ

Author:おんち・はじめ

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。